親に捨てられたヘンゼルとグレーテルは,まっ暗な森で道に迷ってしまいましたが,すばらしいお菓子の家を見つけました…….華やかで大胆な絵とすばやいストーリーの展開が,結末への期待を高めます.
2歳8ヶ月の息子に読んでやりました。
暗くて怖い話であるにも関わらず、私が子供の頃に読んだのは、とても明るいカラフルな色合いの物でした。
この絵はカラフルでありながらもとても暗く、そして迫力があります。それでいて丁寧です。息子は、子供たちがはしごの上の屋根裏部屋?で親たちの会話を聞いてしまった場面がよく理解できたようで、自分の言葉で説明していました。森の中も花が咲いているのに暗くて怖く、雰囲気がとてもよく出ています。
ただ、表紙では魔女がとても怖く描かれているのに、各ページではあまり怖くなかったようで、「この人はいつ出て来るの?」と、読んでいる途中に何度も表紙を見ては聞いていました。同一人物に見えなかったようです。怖い物はとても怖く描いてあった方が良いようでした。
大判で、隅々まで楽しめる絵本です。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子2歳)
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