子ねずみのねずおは、まだ若くてやせていました。
ある日のこと、かわいくて優しいめすねずみのねずこが通りかかりました。
うれしそうに見えないねずおは、ねずこに、
「ちゃんとしたねずみなら、そんなことは言わないわ。」
と言われたのです。
なんだか、お高くとまった女の子と思ったのですが、ねずこのひと言で、がんばるねずおの様子に少々驚かされます。ちょっとしたきっかけで、ずいぶん変わること、よくなることを思えば、がんばろうという気持ちの大切さに気づかされます。
ねずおがどんどん変わっていく様子や、世界の広がりが、なかなか面白いと思いました。
幸せをつかむためのこつを教えてくれたような気がしました。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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