ヨコハマのはしけの夕ぐれ。 運河につながれた船の上で、キミちゃんがムクをだいてあそんでいると、水の中からかっぱがでてきました。
田端さんの絵が素敵です。
厳密に言うと、キミちゃんとかっぱのやりとりとは少し離れて、1970年代の横浜の港風景が、潮の香りとともに特出している感じです。
はしけで生活するキミちゃんと、なぜか海の底に暮らすかっぱの関係は、哀愁感たっぷりです。
エスカレータに魅せられた時代も、思い出しました。
おもちゃの犬が、生きた犬として戻ってくる、童話性も夢のようで嬉しい展開です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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