雪の夜、寝床を探すのら猫は、きれいな白猫に出会います。白猫と一緒にいると嫌いな雪がとってもすてきに見えてきて…。 全国学校図書館協議会選定図書
本屋さんではじめてこの本と出会った時、その時は「ん」と思って帰りました.その日の夜布団に入ってから気になって「田舎町のこと誰かに買われてしまったら、後が無い!」と思って次の日慌てて本屋さんに走り「ホッ」として抱えて帰って来た事を思い出します.猫も犬も好き、だけど猫は飼った事無いのです.
のらねこを見るたび辛い思いをしている大人も、子供も多いはず。この本は最後にあたたかい家の中に入れてもらえるのです。あーよかったねのらちゃん、家に入れてもらえたんだね本当によかったね。住む家の無いのらねこに、雪を楽しむ余裕など無いのです.寒いし、お腹は空くし。こんやはいやなゆきのよる。本当にそうですよね・・・・。
むかし、ぼたん雪が降る穏かな雪の夜街頭の下に立ち、何十分も見上げていたことを、そして暗い雪の落ちてくる空にすい込まれて行く様な不思議な世界に浸った事をおもいだしました。ゆきがきれいで、神秘的で・・・。でも・・・でも・・・くし団子や、おさかな、おはなやちょうちょ、そして雪だるまに見えるとは、ん−絵本ってやっぱりすごいと思う.しずかに雪の降る日、ねー今、空から何がふって来るとうれしい?子供とお話すると、えーとね、めを2‐3回くるくるまわして考えますよ。何と言っても夢が降ってくるのですから。絵本を読んだ人は、子供の心にちょっぴり触れる事が出来ちゃうよ、きっと。そして子供と暖かい家の中に居れるしあわせをそっと教えてくれます。 (ノラちゃんさん 40代・ママ 女の子6歳)
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