「ねずみくん ねずみくん」
さるくんに呼ばれて はかりに乗るねずみくん。
ちっちゃくて軽いねずみくん、当然、めもりはほとんど動きません。
「どうだい ぼくのほうが こんなに あるぞ」と自慢をするサルくん。
すると、「ブッ フッ フッ フッ たった それだけかい」と
ぶたくんがやってきて、笑います。
ぶたくんの次はライオンくん、その次はウマさん、カバくん、
そして、ぞうさんがやってきます。
はかりのめもりは、もう、めいっぱいです。
「ねずみくん ねずみくん ちょっと ここに のって ごらん」
ぞうさんに言われて、再びはかりに乗るねずみくん、すると…。
「ねずみくん ねずみくん」と呼ばれると、
すぐにやってきて、お願いを聞いてくれる素直で優しいねずみくん。
最初はからかわれて悲しそうだけど、最後は一発逆転!
思わぬ結果がねずみくんに訪れます。
よかったね、ねずみくん!とにっこり笑えるおはなしです。
(木村春子 絵本ナビライター)
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○あらすじ
「ねずみくん、ねずみくん、ちょっとここにのってごらん」
さるくんにいわれて、ねずみくんは、はかりにのりました。でも、ちいさいねずみくんが、はかりにのってもちっともはりは動きません。
「キャッ ハッ ハッ ハ。ぼくのほうがこんなにあるぞ」と、さるくんが、はかりにのって大とくい。そこへぶたくんがやってきて、「ブッ フッ フッ フ。ぼくのほうがこんなにあるぞ」・・・・最後にやってきたのは、ぞうさんです。やっぱりぞうさんが、いちばんはりが動きます。ところがそのあと、もう一度ねずみくんがはかりにのってみると・・・。
○編集部より
ちいさいねずみくんだけど、最後には大とくいに!
ねずみくんの絵本ならではの、くりかえしの面白さと、あっと驚き、そしてうれしくなってしまうような展開をたっぷり楽しめます。
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