世界中で愛され続けるイソップのお話から、特に親しまれている 9つのお話を絵本作品として磨き上げました。 制作期間3年、グランまま社25周年記念の一冊になりました。 イソップ絵本の新たな定番として自信を持ってご案内します。
「よくばりないぬ」「きこりとおの」「うさぎとかめ」「ありとき りぎりす」など、 イソップの人気作品を1話2見開きに ダイナミックな構図と技法で描きます。 木坂涼の軽やかな語りと、スクラッチ画法を絵本制作で初めて取り入れた降矢ななが、 イソップの扉を力強く叩きます。
★本作品の絵を描かれた降矢ななさん、文章を書かれた木坂涼さんより 絵本ナビ読者の方へ素敵な直筆メッセージを頂きました!
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立ち読み企画で息子と一緒に読ませていただきました。
イソップのお話。
どれもこれも、どこかで必ず耳に(目に)したことのあるお話です。
6歳の息子も、すでになんとなく知っているお話ばかりだったようです。
でも、この本では、なんとお話の最後に教訓がない!!
イソップ=教訓、と思い込んでいた私にとって、これはすごくびっくりしちゃいました。
「だから欲張ってはいけませんね」「だからうそつきはいけませんね」みたいなのを教えてくれるのがイソップ童話だとばかり・・・。
でも、教訓がないイソップ童話であっても、お話だけで十分その意図が伝わってくるんですね。
わざわざ文末に念押しのように教訓を差し込まなくても、ちゃんと成り立っているんだなということがよくわかりました。
むしろ、無いほうがすっきりしていて、ユニークでシュールなイソップ童話そのものの味を楽しめる気がしました。
また、降矢さんの絵がとてもいいんですよね!!
見覚えのあるきつねくんの表情もすごく楽しいし、お話のイメージを覆すような(例えば金の斧銀の斧のお話とか)挿絵も面白かったです。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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