白黒の水玉で左目に大きな黒い斑点のあるベンが、山本さんの家にきました。 食いしん坊で、やきもち焼きで、さびしがり屋のベンとの楽しい日々。 やがて年老いたベンは歩行が困難になり、ベルトをつけて前足だけで一生懸命歩く姿に たくさんの人が励まされました。そしてついに別れの時が……。 ひたむきに生きるベンの姿をとおして、命の尊さ大切さを訴える心温まる命の物語。
愛犬ベンの生涯を通して、家族の絆・愛がとても詰まった絵本である。
小さくてかわいかったベンが年をとっていき、介護が必要となっても、最後まで家族の一員として過ごしていく姿はとても心が温まる。
一つの命を、最後まで責任を持って育てていかなければならないという筆者の思いが伝わってくる。
家族の絆や命に対しての考えが歪みつつある現代社会には、とても大切なメッセージではないだろうか。
難しくなく、子供が読みやすい絵本という形で伝えているのも、魅力である。読み聞かせをするのに、是非お勧め!! (3ちゃんさん 50代・せんせい )
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