きれいな日本語のリズムにのせて、だれかに話して聞かせたい、日本のむかし話 第3弾。 日本各地に伝わるむかし話には、さる、きつね、たぬき、かっぱ、山んば、びんぼう神など 愛らしい主人公が多く登場します。そのお話の根底には、人間の生きざまが息づいているのです。児童文学者・松谷みよ子が各地に採集し、美しい語り口で再話した 『瓜子姫とあまのじゃく』をはじめ、『さるかに』『山の神と乙姫さん』『かっぱのお宝』 『ねことかぼちゃ』『おばすて山』ほか。
初めて知る昔ばなしもありましたが、知っているお話も多く収録されているので、軽い気持ちでページを開いたのですが、次第にのめり込んでしまいました。
同じお話でも、なんとバリエーションの多いことでしょう。
同じ松谷みよ子さんの文でも、前に見た絵本とは語りが違うようなお話もありました。
これだから昔ばなしは味わい深いのでしょうか。
読んでいて語りたくなりました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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