ソ連解体から18年。社会主義から資本主義へと大きく変わったロシアの今の生活を、 子どもたちの笑顔を通して紹介します。
巨大な国土、国内だけで時差が10時間。多様な民族・文化・言語が混在する国、ロシア。その気候風土、庶民の暮らし、小学生の学校生活、伝統芸術などを紹介する写真絵本。
1991年にソ連が解体し、いろんな国に分離した。ソ連自体は存在機関が短い(74年)が、ロシアのあたりは長い歴史があり、ヨーロッパや日本、アメリカなどにも多くの影響を与えていた。
歴史の教科書で、日露戦争や第2次世界大戦などを習ったが、よくもこんな巨大な国家と戦ったと思うと、呆れる。
ロシアといえば、プーチン大統領のニュースや、オリンピック選手のドーピング問題、シベリア抑留など、あまり楽しいとはいえないニュースなどの他に、バレエや豪華な建築、謎のロシア料理など、面白い話題も。何故かロシア文学が日本で大流行したりして、なかなか興味深い地域だ。
遠くて、不思議な言葉を話し、文化も違うから好奇心が刺激されるのだろう。現地の小学生の生活は、案外、日本の学校に似ていて親近感を持つ。壁新聞を作ったり、昔の劇を仮装をして楽しんだり、遊園地やアイスホッケーをしたり。案外、普通だ。
ロシアならではの「ダーチャ」(別荘)で家庭菜園やきのこ狩り、バーベキューを楽しんだり、セントラルヒーティングで外は極寒でも部屋の中は半そでで暮せる温かさとか、羨ましい。
芸術を大切にしつつも、実用的な方面でもしっかり生活できるように工夫されているのに感心した。
古い建物があちこちに残っているので、写真の中は現代人とメルヘンの国の風景が一緒になったような風景。地下鉄の駅なども豪華な王宮のような建築をそのまま使っているので、是非とも一度観光してみたい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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