「もしも、わたしが死んだとしても、地球の上から消えてはいない。光となり、風となって、いつもあなたのそばにいるから……」という、心温まる愛の詩が、たいせつな人を亡くし、深い悲しみの世界に閉じこもっている人の心に、いやしと安らぎをあたえてくれることでしょう。
作者は、学校関係図書出版社に勤務後、
グリーフ・ケア(死別の悲しみを癒す)をライフワークにされているそう。
語りかけるような詩が印象的です。
「もしもわたしが死んだとしても」悲しまないよう、
朝昼晩、春夏秋冬、身近にいてあなたの幸せを祈っている、と諭します。
小泉るみ子さんの柔らかい色調の絵が寄り添っています。
大切な人を亡くした人にはもちろんのこと、
希望を失っている人にも、誰かが見守ってくれている、と思ってもらえたら、
いいなあ、と感じました。 (レイラさん 40代・ママ 男の子16歳、男の子13歳)
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