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本作品の絵本化は、映画監督山田洋次さんの25年越しの願い。江戸時代に近江屋源兵衛というべっこう問屋の倹約家の主人が苦労して成した財を、頼りない倅や番頭に信用して任せきれずに、病気で亡くなる前に医者に頼んで自分の目玉だけを生き残すというブラックユーモア。
山田洋次監督の作品だったのでこの絵本を選びました。とても大胆な表紙の描き方にうっとりしました。人間の身体で一番大切なのは目玉だと言うことを納得させる文章が気に入りました。目という漢字を様々な絵文字で表現しているのもセンスを感じました。この絵本を読むことで沢山のことわざを憶えられるのがよいと思いました。江戸が舞台になっているのも粋でした。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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