子どもが初めて大きな古い図書館に入った時の気分と言うのは ちょっと特別なものがあるのではないでしょうか? 見たことのない様な古い本や分厚い本、把握しきれない程の沢山の棚と本。 この絵本では更に森の奥、夕闇という演出も手伝って 未知の世界が隠れているのでは・・・と言う、何となく体で感じるそんな雰囲気を 神秘的で美しい絵によって見事に表現しています。 「きんぎょ」をキーワードとしているのも不思議としっくりくるのです。 本を愛する人ならば、子どもでも大人でもこの独創的な世界を堪能できるのではないでしょうか。 装丁のデザインや紙質も他とはちょっと違い目を引きます。 大事にしたくなる一冊ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
森の奥のふるい図書館の、夕闇の書架でおきた出来事。 一冊の本のなかに消えたきんぎょを追って、ジェジェは不思議な旅をします。 昨年末に刊行した『かさの女王さま』のイラストで人気をはくしたユ・テウン作の絵本です。 箔押しやファンシーペーパーなどを使用して趣向を凝らした造本となっております。
韓国絵本だったので興味を持ち選びました。赤い表紙が真っ赤すぎずにどこと泣くアンニュイな雰囲気を持っているのが気に入りました。独特の世界にどっぷりと浸れるのも良いと思いました。登場する図書館に是非行ってみたいなと思いました。雰囲気があって1日でもいたい図書館にうっとりしました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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