丘の上の小さな家に、こねこのダダと、おじいさんが仲良く暮らしていました。おじいさんは、若い頃は船に乗り、広い世界を知っています。ダダは、遊びたい時に遊んで、眠くなったら眠り、幸せでした。ところがある日、色んなところに行って、お仕事したいと思ったのでした。
誰もが憧れる、一度は、今いる場所を離れ、広い世界に出たいと思う気持ちが描かれています。
そして、何かを得、何かに気づいて、ひとつ大きな自分になれる過程が、こねこのダダを通して伝わってきます。
鉛筆画の世界、シルクスクリーンの技法が、ほんわかした和やかな雰囲気にさせてくれます。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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