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ロシアの児童文学作家として名声高いチュコフスキーの選んだわらべうた集。 リズムある訳で22編を収録。1957年に描かれた絵が魅力的。
知り合いに紹介されて、探してきました。
ロシア語の原文は詩のようにリズムがある文なんだと思います。日本語訳もすばらしく、日本語もちゃんとリズムがとれます。
見開き1ページあるいは1ページで一つのわらべ歌という構成です。絵で話の展開を追えるわけではありません。息子はまだ2歳なので、ずっと同じ絵を眺めながら一つの歌を聴くというのは難しいようでした。絵は一見暗い印象を受けますが、力強くインパクトがあり、優れていると思います。息子も絵は細部まで鑑賞していました。
わらべ歌の内容は、多くが動物をモチーフにしたもので、想像の世界のお話です。でも、大人の硬い頭ではとても想像もつかない内容です。ただ、登場する動物、人物ともにロシア文化そのもので、ヴァスネツォフの絵もまたしかりなので、日本の子供の心にしっくりくるかどうかは分かりません。私は息子にむしろそんな異文化の根底を流れるものを感じて欲しいので、もう少し大きくなったらまた読んでみたいと思っています。 (さみはさみさん 30代・ママ 男の子2歳)
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