ようちえんが生まれたときに植えられた桜たち。春にはたくさんの花をつけ、いつしかようちえんのシンボルになりました。春夏秋冬、子どもたちのよき遊び相手となり、その成長をやさしく見守ってきた桜たちでしたが、ついに病気になってしまいます。木のお医者さんに「できるだけ早く切り倒してください」と言われた園長先生は、一本の桜の木を抱きしめて「さくらさんはどうしたいですか?」と聞きました……。実際に作者の身近でおきたエピソードをもとに、「失う悲しみを知ると共に、思いやりや優しさを」得られるようにと書かれた絵本。
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