|
悪い堂田の国のとのさまは、ついにひなた丸を倒すため、中国の奇術師を何田の国に送りこんできた。そうとは知らずひなた丸は……。
前に読んだのは南蛮人が出てきましたが、今回は中国人が出てきます。
「○○あるよ」と話すといかにも中国人らしいと思うのはどうしてでしょうね。毎回登場人物の話ぶりに特徴があるなあと思います。
最近、友人と話をしたら、ひなた丸のファンということでした。
忍者というと、アニメの影響もあって、「忍たま」を連想するかもしれませんが、こちらの本も楽しいです。
今回は、いきなり「論語」から始まりました。
こういう言い方は失礼かもしれませんが、楽しいだけでなくお勉強になる要素も含まれているので、読んでいると勉強になります。
シリーズで読んでいるので、ここにも犬丸がと、知っているキャラクターが出てくると嬉しくなります。
犬丸、正義のためばかりでなく、お金もうけに走ってしまうところが人間っぽくて笑えます。
助けてくれるだけではないけれど、術と認めてくれる三蔵老人もいい関わり方だなあと思いました。
表紙の絵を見て「ひなた丸が大きくなった」と息子が言っていました。
絵本や児童書だと何度失敗してもこりないキャラクターも出てきますが、この本のひなた丸は毎回成長していくのがいいですね。
ひなた丸の成長も読みどころのひとつです。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
|