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<編集者の声> 4×100mリレーの銅メダル。『チーム朝原』が北京五輪で成し遂げた快挙だ。選手1人1人の力では及ばない日本がどうしてメダルを獲れたのだろうか。 一つは、日本短距離チームの研究の成果だ。チームは、日本に合ったバトンパス方法として、世界ではあまり使われていないアンダーハンドパスを採用した。これをものにすることで、バトンパスの失敗はほとんどなくなり、世界大会で決勝の常連となった。そして、一番大切なのはチームのつながりだ。第2走者の末續は、「気持ちを乗せてバトンを渡している」と言う。第3走者の高平は、「どうやったらバトンでミスをするんだろうと思うくらいだ」と言う。すごい信頼関係だ。 日本チームの挑戦はまだ終わってはいない。『チーム朝原』のDNAを確かに受け継いだ新チームの挑戦は、もう始まっている。 北京オリンピックで銅メダルを獲得した男子400mリレーチーム。 五輪トラック種目では80年ぶりとなる快挙だった。個人ではメダル が難しい短距離種目でどうしてメダルがとれたのか、また、オリン ピック、リレーに対する熱い思いをメンバーが語る。 スポーツノンフィクション。
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