花豆を煮ながら、おばあさんが話してくれた小夜の生まれる前の話。山の娘小夜と、山の精との出会いを描いた6話の連作短編集。
あった!と、県図書館でつい声を出してしまいました(^^ゞ
なんと!2月の節分、「豆」コーナー\(◎o◎)/!
確かに、鬼の子の絵も描かれてるし・・・
とにかく
読みたかったのです
たぶん、安房さんが亡くなられた年の作品では?
このタイトル、古めかしい感じで
おばさん年代は、はっとさせられます
今の子どもたちは、豆を煮ている様子も
家庭ではないのでは?と、思ってしまいます
思ったとおり、素晴らしい日本のファンタジー作品です
「花豆の煮えるまで」はもちろんですが
おうちが温泉宿ということもあり
「湯の花」の不思議な世界にしんみりでした
おかあさんを思う気持ち
風になったり
火や紅葉や朴の木の精
鬼の子・・・
安房さんは、本当に出会ったのかしら?
と、思ってしまいます
黒豆、赤飯、赤い花豆、山菜、あけびで編んだかご・・・
自然の恩恵を受けた食べ物
も・・・
味戸さんのなんとも繊細な絵がぴったりです
う〜ん、ほしい・・・
小学生の中高学年にお薦めしたいです
読んであげたいなぁ・・・と
強く思った作品でした (しいら☆さん 40代・ママ 男の子19歳)
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