「面白いから聞いてよ」といって、子どもたちに読んでみました。
表題作は、とてもおかしな朝鮮特有のお化けの「トケビ」が出てくるお話です。
こんなお化けがいたらなら楽しい!
と、私は嬉々として、子どもたちに話したのですが、
「で?だから?それで終わり?」と、残念な反応でした。
オチがね。ちょっとあっけないんですよ。私もそれは感じていたのですが、面白さは伝えたかったんですよね〜。
朝鮮半島は日本に近いこともあり、日本の昔話と大して変わらない
(でも、お国柄が出ている)話もいろいろと、載っていました。
全部で9話のっています。子どもたちが読みやすいように大きな活字で、振り仮名もちゃんと振ってあります。
とても楽しいお話が短くまとめられているので、小学校2,3年生くらいのお子さんから1人読みでも楽しめると思います。
なんと、作者の李錦玉さんは国語の教科書に載っている「さんねん峠」の作者です。興味のあるお子さんに、たくさん読んでほしいな。
子供向け昔話のお話集です。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子14歳、女の子9歳)
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