今年の夏、46年ぶりの日食に感動を与えられたかと思えば、豪雨では多くの悲しい涙が流されました。氷河の氷が溶けることを憂えつつ、雪山で遭難し失われた命の重さを思うと、冷たい雨にも風にも行き場のない怒りさえ覚える・・・喜びも悲しみも、私たちは自然から享受されていることをつくづく感じます。
この絵本では、おとこの子とおんなの子が海辺での遊びを体験することによって、地球とそこに生かされている多くの生命について思いを寄せるようになります。
遠い宇宙の神秘さに劣らぬものが、私たちの身の回りにも溢れています。そして、ここにいる私たち自身も宇宙の一部として、一人一人が、かけがえのない存在なのです。私たちが、私たちの宇宙のために、今何が出来るかを考えさせてくれる素敵な本です。
絵本読書会でも感嘆の声が出た本です。夏休み、小学生以上の皆さん是非ひらいてみてください。
サザンオールスターズの原 由子さんの訳も優しさと親しみやすさを
感じさせていただきました。もっと翻訳していただきたいな・・・。 (ふぇるとさん 40代・その他の方 )
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