「さばくのむこうには なにがあるんだろう…」 からすのクロウは、ある朝、旅にでます。 たどり着いた町々で クロウの見た世界とは…。 であった子どもたちは…。 《戦争をしない世界をつくりたい》という願いをこめた絵本です。
東へ東へ飛んでいくと、世界の果てに戦争のない平和な国があるのだそうです。
黒いからすは東へ東へと飛び続けました。
戦争のある西の国というのはどこでしょう。
いっこうに収まらない世界情勢に照らして、いろいろな国を想像しました。
多くの人が命を命を失っています。
逃げ惑う家族がいます。
中でも、描かれる子どもたちにとって平和とは何なのでしょう。
戦争しか知らない子どもがいます。
平和を祈る子どもたちがいます。
早く、平和の国にたどり着いて、白いからすになって平和を持ち帰りたい。
からすのクロウが海を越え、たどり着いた国は日本だったのでしょうか。
クロウは、辿り着いた国でがっかりしてしまいました。
黒いからすを受け入れる国ではなかったからです。
白いからすとはハトの事でしょう。
それでも、国をあげて平和のために行動できる国ではなかったような気がします。
現実と理想に照らして、考えることの多い絵本のようにおもいました。
平和は絵にかいた餅ではいけないですね。
そんなことを考えながら、国会放送を聞いている私です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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