リナが救援物資の中に見つけた、片っぽだけのサンダル。もう片方はフェローザが持っていた。 一足のサンダルによって結ばれた、難民キャンプに暮らす少女たちの友情物語。
アフガニスタンから逃れてきた人々の難民キャンプ。家族を失い、食べ物にも物資にも不自由している暮らしの中で、この物語はあまりに純粋で哀しい。
救援物資の中でリナが拾ったのは黄色いサンダルの片方。そして、そのもう一方を拾ったフェローザと知り合います。
お互い哀しい境遇なのに、二人の間で芽生えた友情。一日ごと交代に両足でサンダルをはくことにした二人。そしてサンダルが「ともだちのしるし」。読みながら涙腺を気にしてしまうほど、痛烈な感動を覚えました。
リナの家族は移民手続きが認められアメリカへ移住します。リナは母親の針仕事で靴を買ってもらいました。フェローザにサンダルを揃いで渡そうとするリナ。「ともだちのしるし」だからと片方をリナに渡すフェローザ。
ラストシーンは…。アメリカでの生活はどうだったのでしょうか。
この本は、男の私を泣かせてしまいましたよ。
難民問題と友情を見事に描き切って、これ以上もないほど余韻と感動を伝えてくれました。
お願いです。だれかこの絵本を映画にして下さい。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子13歳)
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