まどさんは、赤ちゃんとお母さんのいい詩をたくさん書きました。この詩集の初めに「おかあさん」という詩があります。
おかあさんは
ぼくを 一ばんすき!
ぼくは
おかあさんを 一ばん すき!
かぜ ふけ びょうびょう
あめ ふれ じゃんじゃか
おしまいは「にじ」という詩。
にじ
にじ
にじ
ママ
あの ちょうど したに
すわって
あかちゃんに
おっぱい あげて
まどさんの詩を声に出して読むとお母さんはやさしい気持ちになります。そのお母さんの声が赤ちゃんに届いて、草木を潤す
春の雨のように、赤ちゃんの心をやさしく育むのです。まどさんの千を超える詩のどれにも、太い根っこがあります。
それは「この世界(宇宙)にあるすべてのものは[自分が自分であることの喜び]に満ちあふれている」というものです。
詩の底には、いつも愛があり真実があります。
これまでにまどさんが 赤ちゃんとお母さんへむけて書いた珠玉の詩が61篇収録されています。
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