お風呂好きのバスタブ王ビドグッドは、朝から湯船につかり、出てこようとしません。お城中のけらいたちが、あの手この手で王さまをお風呂から出そうと知恵を絞りますが……。
重量感のある絵と時代性を感じさせる簡潔な文章が、お風呂好きな王さまのある一日をこっけいに物語ります。エリザベス朝の宮廷の空気、貴族やけらいたちの表情は、不思議な陰影の中で繰り広げられる前代未聞の喜劇を絶妙の舞台に仕立てる上げるかっこうの材料になっています。作者が演劇文化に造詣の深いことも、この作品の背景を裏付けていますね。さながら時代劇といった感のある邦訳の台詞の言い回しが、味わい深さを演出しています。 圧巻はお風呂の中での光景。こまごまと描かれた戦争の様子やごちそうの山々には、もう一つのドラマがそこにあるといった風。画家の高度な技術が証明されています。お話の方は最後にどうなるか……。やはり、喜劇に通じている作り手ならではの終幕になっていますよ。1986年米国カルデコット賞オナー作品。 ――(ブラウンあすか)
ドン・ウッド*オードリー・ウッドのど夫婦の息がピッタリの劇作家の絵本だな〜
タイトル「おふろじゃ おふろじゃ」もなかなか おもしろいのですが
宮殿の貴族たちの表情が 生きているのです!
まるで 劇を見ているようです 暗い雰囲気がさらに重厚な雰囲気を醸し出しているんです
「お知恵拝借!」という言葉も おもしろく お風呂好きの王様は とんでもなく おもしろく 風呂のなかで戦争までおこすちは
王様の得意そうな顔 憎らしいくらい何ですが・・・・・
王様に従う 貴族たちも優雅な服装ですね
立派なお風呂の中での魚釣りもなんともおもしろい
そこにいる小姓がなんと 王様をお風呂から出させるときの 顔がかわいく さすが 子供の笑顔は すばらしく知恵者だと思いました!
大人たちの 王様に仕えるのに対して 子供は・・・
裸の王様の子供が素直に「裸だ」と言ったのとにているな〜と思えました
子供ならではの発想が あっ!と言わせる劇の結末です
ごぼ、ごぼ、ごぼ 王様は とうとうお風呂から出る喜劇が見事です!
絵は 中世の貴族の生活感と 気品の高さを感じさせられますね!
お見事!! おもしろいお話の絵本でした! (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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