少女が雪の日に体験した美しくふしぎな物語。 冬の朝、積もった雪野原に残されたかわいい足あとを追いかけて遊んでいたまどかは、白い小さな箱と、その箱からこぼれ落ちる星形のかけらを見つけます……。
ふゆのあさ、まどかは、まっしろくふりつもったゆきのはらで、ちいさなはこをひろいます。はこからこぼれているほしがたのかけらをたどって、まちまでいくと──。
冬の日の朝、まどかは雪の積もった野原で白い小さな箱をひろいました。持ち上げるとキラキラ輝く粉が落ちてきました。まどかは箱の持ち主を探すことにしました。
泉の近くまで歩いていくと、そりが止まっていて、その周りには白い服と白い長靴の子ども達がいます。その中のひとりがまどかが持っていた箱を持っていってしまいました。
雪特有のメルヘンチックな要素を永田萌の絵がよく表現しています。
雪の森の中の世界も大変綺麗で、よく描かれていると思います。 (ななみやさん 20代・ママ 女の子2歳)
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