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雨がふりだしました。家の中から子どもがじっと見ています。子どもの心の中で想像の世界が 静かに広がっていきます。雨、どろあそび、川、海……。やわらかい色調の絵が、この静かな 詩情をあますところなく表現しています。
表紙に登場する女の子の表情が心に留まったのでこの絵本を選びました。文章が端的なのが良いと思いました。まるで詩の様な運び方でうっとりしました。右左の場面が対照的になっているのもセンスがあってよいと思いました。泥んこで遊ぶ場面が幸福に満ち溢れていて私まで楽しい気分になりました。雨の日が楽しみになる絵本です。 (なびころさん 30代・ママ 女の子2歳)
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