「違う」ということはすてきだ。 ひとはだれでも、それぞれの「わたし」や「ぼく」を生きている。そして、ひとはそれぞれ違う。違う、ということはすてきだ。違うから出会いがたのしいし、学びあうこともたくさんあるってこと。違いを丸ごと受けとめあえたとき、わたしたちはやわらかくつながることができる。そのことを「友だちになる」とか「平和」と呼ぶのだと思う。ほら、この絵本の中の、こねことこねずみがあなたを呼んでいる。「こっちにおいでよ、いっしょにあそぼうよ」と。――落合恵子
ママの言うことを聞いてなかった、1ぴきのこねずみと、同じく1ぴきのこねこが、野原でばったり会いました。
お互い、自分と「こんなにちがう子を見たのははじめて。」ふたりは、自分が怖いかと聞きますが、全然怖くないと、すぐに仲良く遊び始めます。
日本ユニセフ協会大使として、活躍されてるアグネス・チャンさんが、「先入観をなくせば敵だと思った相手とも友達になれるかもしれない。」という大切なメッセージを伝えるため、翻訳されたというこの本。
私も、素直にいいと思いました。ねことねずみが友達になれるはずないじゃない?という現実的な考え方はナンセンス。有名なトム&ジェリーだって、友達とまでいかなくても、けっこう仲いいですものね?そうそう、オオカミのガブとヤギのメイだって。
今でも、世界中の国々で、争いや差別がなくなっていない現実。どうか、多くの子ども達に大切なメッセージが届きますように・・・。
絵もとても綺麗です。特にねこの毛の色! (ぼのさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳)
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