
ギコギコキーと自転車をこいで、今日もホネホネさんは、村の動物たちに郵便を届けます。夏休み前の今日の手紙は、それぞれ、遠くに住むおともだちからの、夏の旅行のお誘いでした。
 
 
ギコギコキーと自転車をこいで、今日もホネホネさんは、村の動物たちに郵便を届けます。夏休み前、みんなは遠くに住むおともだちから、すてきな夏の旅行のお誘いの手紙を受け取ります。トリオくんはカモメさんから氷の山へのお誘い、ニョロコさんはワニオくんからジャングルおしゃれコンテストへのお誘い、ブタヤマさんのうちの子どもたちは山のイノキチさんからの花火大会へのお誘い、池のナマズさんはアンコウさんからの海へのお誘い。そして夏休み、みんなはそれぞれの旅へと出かけていきます。旅先からみんながくれたゆかいなお便りに加えて、ガールフレンドのほねこさんから「こんどのおやすみに自転車ののりかた、教えてね」とかいた手紙をもらったホネホネさんは、ますますはりきって仕事にはげみます。 ホネホネさんのいる村のほのぼのとした暮らしぶりが、暖かく描かれた心安らぐ楽しい絵本です。

保育園で大人気のシリーズ!
「ギコギコギ〜」と自転車をこいでお手紙を配るホネホネさんは、ガイコツです。
え?子どもの本でガイコツ??それじゃこどもは喜ばないでしょ!
なんて思いましたか?
と〜んでもない!こどもたちはほとんど例外なくこのガイコツさんを大好きになります。
2才になったばかりの子たちも
「ホネホネちゃんの本がいるのよ〜!」と
大騒ぎになります。
黒の線だけで描かれた絵は、まっすぐ心に届くようですよ。
このシリーズでは1冊の中に見開き1頁、鮮やかなカラーが使われていて、これもまた効果的。
初めて読む時は必ず「わあ!」と歓声が上がります。
先入観を捨てて読んであげて下さいね。
黒一色の線画の原画を見たところ、ペンではなく筆で書いてあるようで驚きました。作者は西村繁夫さんの娘さんだそうです。 (ひだまりピッピさん 40代・せんせい 男の子2歳)
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