ひとも、ねこも、とかげも、とりも、くじらも、みんなみんな、からだの中にふしぎないのちの音をもっています。いのちの音が響く生きもの賛歌の絵本。
命の音を、豊かな響きで伝えてくれる本。娘の耳を私の胸に当てて、心臓の音を聞かせてみました。「ママの音はどんなふうに聞こえる?」と聞いてみると、「ドッドって聞こえる」と答えました。本の中には出てこない音。子どもは本当に素直なんだな、と感じました。娘の音は、「トゥットゥットゥットゥッ」。速くて、力強い音です。本文の「いのちのおと」という言葉に、改めて命の重みを実感しました。いろんな生き物の、いろんな音を通して、人間だけでなく、動物も、「みんな生きている」ということを、小さな子にも優しく教えてくれる本です。 (ガーリャさん 30代・ママ 女の子3歳)
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