
世界的な造形作家が初めて世に問う、いちご賛歌の絵本です。「未知の世界の発見という、絵本本来の役割が鮮やかに成就した」今江祥智氏評。

お兄ちゃんがかりて帰った二冊目の本。真っ赤な大きなおいしそうないちごの表紙。うわー、大好きだもんねー。湧き上がる食欲をのみこんで、いざ絵本の世界へ。すると、とても静かな幕開け。‘夕やみ’から始まるんです。そして、いちごが命をふくらませていくとともに、そのいちごが出会う自然との旅を、読んでいるわたしたちも一緒にめぐることができる!!雪がふったり風がふいたり星、太陽。そしていちごのみごとな変身!みんなにもあの‘夕やけ’をみてほしいな。 この本と出会って、お兄ちゃんのいちごへの意識がかわったよ。一緒に旅をした同士だもんね。読んだ人はきっと、いちごの中の北極と南極をたしかめているとおもうな。お兄ちゃんは見つけて喜んでたよ。ところで、終わりも実は‘夕やみ’。あのはじめの食欲はいつのまにか消化されていて、ぐっすりねむれました。 (ケロポッポさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子0歳)
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