「はいっちゃ だめ!」高層団地の中庭で,幼い子どもたちが段ボール箱を見つけて遊びはじめます.さあ,みんなの家にしよう.ところが,だれかさんが,これはぼくのだから,はいっちゃだめ! と言い出しました.子どもたちの日常生活に起こる小さいドラマをとらえ,1人1人の個性とグループのなかでのそれぞれの役割を楽しい絵本に仕立てました.
【安藤パパ】 この手のトラブルは子ども達の世界で頻繁によく起こる事だ。でも自分の城が出来るとそれを守りたがって、途端に排他的になるのは大人にもありがち。古今東西、それが原因の争いは数限りなく起きているのだ。 今後もし、公園などでこういう子どもたちの争う場面に遭遇したら、大人は割って入らず黙ってみているのがいいと思う。幼心にも経験の中から「平和的な紛争解決能力」を身に付けることは、直感だけど 、未来の「戦争抑止力」に繋がる気がするからだ。
子ども達が段ボール箱を見つけて遊び始めるお話です。
一人の子が「はいっちゃだめ!」と言い出し、仲良く遊ぶことができなくなってしまいます。
解決方法は子どもたち自身が考えることで、良い方向へと物語が進んでいきました。
子ども達の日常生活にはよくある光景で、そこに大人が介入しない所が良いなと思いました。
喧嘩が絶えない子ども達に読み聞かせてあげたいオススメの一冊です☆ (さくら嵐♪さん 30代・せんせい )
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