みんなに愛されるおかしなクマのシリーズ1作目
ブラウン夫妻が初めてパディントンに会ったのは、パディントン駅のプラットホームでした。だから、クマには珍しい「パディントン」という名前が付けられました。暗黒の地ペルーから、1人で移民してきて、身寄りもなく駅の隅に佇んでいましたが、親切なブラウン夫妻にひきとられ、縦横無尽に活躍します。一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1作目です。
私が小学生の頃はまった本です。
私の母も大好きで、ある日母の部屋からひきつったような笑い声が聞こえてきたので、何事?と覗くと、この本を読んで泣きながら大笑いしていました。
そう、本当に涙が出るほど笑えるところが幾つもある楽しい本なのです。
クマゆえにみんなが常識と思っていることを、なんなく覆してしまい、こちらの方が、そういえばなんで頑固にこれが常識だと思っていたのかしら、もっと臨機応変に考えてもいいのになんて考えてしまうことが次々出てきます。
パディントンとブラウンさん一家の温かい家族愛も必見です。
余談ですが、パディントンという固有名詞を知ったのは、この本でだったので、名探偵ホームズシリーズのお話の中に、パディントン駅が出てきたのを見つけたときは、思わず「おお!」と歓声を上げてしまいました。 (金のりんごさん 40代・ママ 女の子12歳、男の子8歳、男の子6歳)
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