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まゆみは、おばあちゃんのいる島にひとりで行くことになりました。その島に住んでいる人は、お年よりばかり。若い人といえば診療所の看護婦さんだけ。まゆみは……。
冬休み、両親の反対を押し切ってまゆみちゃんはおばあちゃんの島へ一人でやってきます。夏に楽しく遊んだえりちゃんとまた冬に遊ぼうねと約束したからでした。
やっとたどり着いた島でまゆみちゃんは寂しい思いや悲しい思いをいっぱい体験します。
約束したえりちゃんは、おばあちゃんの具合が悪くなって、えりちゃんちへおばあちゃんが引っ越したため、この冬には島にえりちゃんはやっては来ません。
おばちゃんの島は過疎の島。お年寄りばかりで皆が助け合って生活しているけれども、痴呆や病気で泣く泣く島を去っていく人。畑は荒れ放題、空き家も増えて・・・そんな中、この過疎の島で明るく元気に働く看護士のお姉さんにまゆみちゃんは惹かれていきます。
過疎の島を舞台にそのいろんな問題を物語りに織り込んで、将来はここに戻って看護士になりたいと決心するまゆみちゃんの冬休みの体験が描かれます。
こういう絵本を読んで過疎などの問題を感じることはとても大切なことだと思います。
しっかりした内容を扱った絵本ですが、やさしい雰囲気の絵で読みやすく、自然にいろんなことが感じ取れる内容になっていると思います。文が易しいので幼稚園児でもいろんなことを感じ取れると思いますが小学生には是非読んで欲しいと思います。 (ふっふるさんさん 30代・ママ 5歳、2歳)
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