大店のご隠居さんが引っ越してきたのは古いお屋敷。「おばけやしき」とうわさがあるものの、ご隠居はへいき。
ところが、奉公人の久蔵さんは、ばけものはいやだと、やめて出ていってしまいます。
困ったところへ、その夜、現れたのは、一つ目小僧!
なんとご隠居、驚くどころか、助かったとばかりに、食事をつくれ、そうじをしろ、ふとんをしけ、肩をたたけと、とにかく「ばけものつかい」があらくて…。
★ひとこと秘話
得意なおばけで勢いだけで描いた、と川端さんが思い出を語る1冊です。子ども時代から耳になじんだ落語が、絵本になる!と気づいたときは、“目からうろこ”の感があったそうです。
●教科書にものっています!
・東京書籍3年
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