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半ば強引に、ねずみくんについて旅に出たかえるくん。
けれども楽しんでいたのは、ほんの最初だけ。
やれお腹がすいただの、くたびれただの言うかえるくんにハラハラしましたが、
ねずみくんは何だかんだ世話をやいてあげます。
この絵本の不思議なところは、それでもかえるくんに腹が立たないところ。
何だか親近感のあるいでだちだからでしょうか?先を急ぎたいねずみくんのことが気にかかりつつも、
「もう、仕方ないなあ かえるくんは・・・。」と、少し笑ってしまいました。
そして最後には、かえるくんはホームシックにかかっていると知り、仲間の待つ自分のお家に帰ります。
旅ももちろんいいけれど、やっぱり自分のお家が一番!
でも、そう思える場所があるって、とても素敵なことですよね。
家に帰ると決めた時の、ねずみくんの一言がとても紳士的で、
こういうさり気ない優しさを自分も見習いたいと思いました。 (なーお00さん 20代・その他の方 )
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