ここにあるのは不思議なトンネル。その名も「へんしんトンネル」。このトンネルをくぐると、なぜか色んなものがへんしんしちゃうんですって。例えば……かっぱがやって来ましたよ。
「かっぱ かっぱ かっぱ かっぱ…」
つぶやきながら、トンネルをくぐると、
「ぱかっ ぱかっ ぱかっ ぱかっ」
あれれ? いつの間にか元気な馬になって、出てきちゃいました。今度は時計がはいると、毛糸に変身! ボタンは、田んぼ!? 一体どういうことなんでしょう。ロボットに、怒った人に、えりちゃんも。どんなへんしんをしてしまうのでしょう。
あきやまただしさんによる、大人気「へんしん」シリーズの第1作目。言葉遊び絵本なのだけれど、小さな子ども達だって、聞いていれば、すぐにその面白さに驚きハマってしまうはず。読み方にちょっとしたコツがあるようですよ。見返しにちゃんと書いてくれています。
こんな楽しい絵本だったら、言葉が大好きになっちゃいそう。シリーズは続きます。夢中になったら、どんどん読み進めてみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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