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海水浴に行き,波を家に連れて帰った少年は,波と一緒の刺激的な生活が楽しくてたまらない.やがて,波は荒れ狂い,みなを手こずらせる….ノーベル文学賞を受賞したメキシコの作家の幻想的な短編を絵本化.
夏の絵本が何かないかといろいろ借りてきた中の一つでしたが
波と友達になって波を家に持ち帰るという、とってもシュールなお話で
ナンセンス絵本好きの私も驚きの展開でした!
波が部屋に入ったものの、波は思い通りになりません。
曇りの日は元気がなかったり、魚と遊んでばかりいたり・・
そして、結末も衝撃の結末でした。
最後で波じゃなくて今度は雲なら大丈夫かと思う少年と、大きな雲の絵で終わっているのが何ともいえず、エンドレスな哲学的なものを感じました。
元々大人向けの題材を絵本にしたそうですが、絵本よりも残酷な終わり方だという原作も読んでみたくなりました。 (きゃべつさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子10歳)
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