
うさこちゃんが窓から外を見ると、真っ白な雪が積もっていました。 帽子をかぶり、長靴にえりまきに手袋と準備は万端。早速、外へ遊びに出かけます。 坂の上からそりすべり、スケート、そして大きなゆきだるまも作りました。 すると、雪の中で小さな鳥が寒さに凍え泣いていました。 そこでうさこちゃんは、お父さんからかなづちや木切れを借り、一日がかりで小鳥のおうちを作ります。 おうちができた小鳥は、喜んで歌をうたってくれました。 そんなうさこちゃんをおかあさんはとってもほめてくれました。 家の中に入ったうさこちゃんはそろそろ寝る時間。窓から小鳥に言いました。 「おやすみなさい。明日また一緒に遊びましょう。」

おなじみのうさこちゃん(ミッフィー)シリーズの1冊です。 子どもにとって雪が積もっているのは、とっても嬉しくて楽しいものですね。うさこちゃんもいろんな雪遊びを楽しみます。 けれど楽しい自分とは違い「私は雪がきらいです」と泣いている小鳥に出会い、小鳥のために自分のできることをしてあげるうさこちゃん。材料を持たせ手を出さずに見守るおとうさん、そんなうさこちゃんを心からほめてあげるおかあさん。うさこちゃんのやさしさや頑張りとともに、それを暖かく見守るおとうさんとおかあさんも素敵だなと思います。 リズムに乗った訳は読み手にも心地よいので、小さいお子さんの冬の読み聞かせにおすすめです。 ――(ひじり あい ;絵本ナビ オフィシャルライター)

ゆきのなかで遊びます。ゆきだるまにはにんじんで鼻をつけ、寒くてないていることりにはおうちを作ってあげました。

2歳3カ月の息子と読みました。
うさこちゃんシリーズが最近息子のお気に入りです。
これは、寒い冬にぴったりです。
うさこちゃんがスケートで転んで、ちょっぴり痛かったというところが
何故かお気に入りで、「ちょっぴり痛かった」と息子も一緒に言います。
ちょっぴりという言葉が楽しいのかな?
雪だるまのページに行くと、もう一度最初に戻ってといって、何度もそこまでを読むこともあります。
鳥小屋が出来あがるページでは、鳥小屋を指差して「これうさこちゃんが作った!」と教えてくれます。
息子なりに色々と理解して読んでいるんだなと成長を感じる1冊になりました。 (みるぴんさん 30代・ママ 男の子2歳)
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