ぼくはきのうたべられた……それから「ぼく」のりょこうがはじまる。 すがたを変えて、空をとび、とけてきえた。そして時が流れて「ぼく」は草になっていた。そのあとも、すがたを変えながら「ぼく」のりょこうはずうーっとつづいてゆく…。
表紙には、不思議な主人公と飛行機。題名は「ぼくのりょこう」てっきり、飛行機での旅の話かなと思ったら、違いました。
主人公はチーズで、それが飛行機のトイレでうんちとして流され、空から地面に落ち、踏まれたり、雨に流されながら、葉っぱの栄養になり、牛に食べられ、牛乳、チーズになって店頭に並び、また不思議な形の生き物に、買われて行く。
言わば、食物連鎖を描いていたのです。パステル調の絵と、話しの展開の面白さに、息子はすぐに「もう一回読んで!」でした。 (ママちゃんさん 20代・ママ 男の子4歳、男の子1歳)
|