たぬきの町にやってきたきつねの子は、きつねの町と全然違うのでビックリします。でも、家庭の温かさだけはみんな同じです。
川で出会った、こぎつねとこだぬきが仲良くなりました。
こだぬきに、お家で遊ぼうと誘われて、たぬきの街にやってきたこぎつねはびっくり!
だって、会う人見る人みんなたぬき、建物の形やお家の中のいろんな物までみんなたぬきなんですもの。(この辺は「だるまちゃんとかみなりちゃん」のかみなりの国に似ていますね。)
こぎつねは、こだぬきの家族を見て思います。『きょうだいがいっぱい。ぼくひとりっこぜんぜんちがう。こだぬきのおとうさんもおっきくてふとっている。ぼくのおとうちゃんはやせっぽち。ぜんぜんちがう。・・・』
でもね、ごはんまでごちそうになって、長居するうちに、わかってくるんです。『げんきなこだぬき、はたらきもののおとうさん。やさしいおかあさん。みんなニコニコなかがいい ぼくのうちとおんなじ。』だって。
そうそう、姿形は違っても、家族のあったかさは、みんなおなじですよね!とてもあたたかい気持ちになれる本です。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳)
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