占い研究家のたぬきのぼんぞうは本当はこそどろでした。ある日、村の暮らしにあきあきしたぼんぞうは、今まで盗んだものをあちこちにかくすと、のぞき玉で占いを始めました。なくしものの場所をぴたりと当てるぼんぞうの占いは大評判。お金をかせいで意気揚々と村を旅立ちますが、木の根につまづいて穴に落ちたまま出られなくなってしまったのです。そして……。ぴりっとスパイスのきいたユーモラスな絵本。
さのようこさんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の表情の描き方が素晴らしく心がひしひしと伝わってくるのが良いと思いました。毛並みの描き方が特に気に入りました。主人公のひらめきにあっと驚きました。正直になることの大切さを学べる絵本でした。私も主人公に手相を見てもらいたくなりました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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