
ある日、もぐらくんが地面から顔を出して、お日さまはのぼったかなと思ったとき、とんでもない事件が起きました。誰かがもぐらくんの頭の上に、うんちを落としたのです。「なんて ひどいことを!」。怒ったもぐらくんは、さっそく犯人探しに乗り出します。「ねえ きみ、ぼくの あたまに うんち おとさなかった?」。ハト、ウマ、ウサギ、ヤギ、ウシ、ブタ……、もぐらくんは頭にうんちを乗せたまま、みんなに聞いてまわります。

とんだ災難に見舞われたもぐらくんの犯人探しは、想像を絶するもの。たずね歩いたみんなは、もぐらくんに自分のうんちを見せて自分が犯人でないことを証明するのです。そのうんちの形態描写がまた逸品。訳者のダジャレ感覚が随所に利いた表現は、読み手を笑いの世界に誘います。 また、排せつは、生き物の生理現象です。この視点から、さまざまな動物たちの排せつ物は、自然科学の学習機会とも受け取れるでしょう。 ユーモアを交えた現代風のイラストと構成で、臭いお話を明るく愉快に伝える本作品はドイツの絵本。犯人判明の理由にも、思わず笑いがこぼれます。犯人は一体だれなのか、興味は最後までつきません。 ――(ブラウンあすか)

ある日もぐらくんの頭にうんちが落下! おこったもぐらくんは?。ナンセンスで奇想天外な事件を、ユーモアたっぷりに描いた絵本。

【安藤パパ】 子育てビギナーの男性にとって「オムツ交換」はシンドイ作業。 特に「うんち」には最初、辟易とするものだ。しかし毎日愛する我が子の排泄物をみていると、「今日は体調よさそうだな」とか、 「わ、下痢してる。ミルク控えなきゃ」とか考えるようになるもの。 そう、うんちは「情報の塊」なのだ。 本書は、皆が忌み嫌うその「うんち」にスポットを当て、イメージの転覆を狙った天晴れな作品。また最近、小学校の男子トイレから小便器が消えているといった行き過ぎたデオドラント文化に対する警鐘にもなる一冊で、父親としてはこの絵本を通して、子どもが持つ「うんち」の固定概念を壊し、「排泄の重要性」をしっかり伝えたいものだ。

可笑しくて、可笑しくて、何度笑ったかわかりません。
あるひとつぜん、「うんち」が空から落ちてきて、
それがモグラの頭に乗っかるなんて…!
しかもそのモグラのキャラクターがとてもいいです。
犯人はいったい誰なのかな?
最後のオチもすばらしい!
読み聞かせにぴったりです。 (りえちゃんママさん 30代・ママ 女の子5歳)
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