「くつくつ あるいた
ぱた
ぱた ぱた
さんぽに おでかけ」
登場するのは、大人の手のひらにすっぽり収まってしまうような、一足の赤ちゃんのくつ。
はやく歩いて「ぱたぱたぱた」、つまさきで「とん とん とん」、かかとを揃えて「ぴょん ぴょん」! 楽しい擬音のリズムで、絵本の中を歩きます。
歩きはじめる時期の子どもたちにとって、とても身近でお友達のような存在の「くつ」。自分と同じようにウキウキ歩いたり、はたまた転んじゃったりする姿に、子どもたちの目はくぎ付け! 楽しくて仕方ないようです。
作者・林明子さんの描く絵は、くつひもの先まで驚くほどいきいきと表情豊か。見ているとよちよち歩きの赤ちゃんのあんよが目に浮かんできて、パパママもなんとも幸せな気持ちにしてくれます。
お散歩を満喫したくつたち、最後にもとってもかわいい姿を見せてくれますよ。
おでかけが楽しくなる絵本。同シリーズの『おててがでたよ』『きゅっきゅっきゅっ』『おつきさまこんばんは』と合わせて、親子の時間を楽しんでくださいね。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
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