やかまし村には3軒の家があり、7人の子どもがいます。クリスマスが来ると、やかまし村はとびきり楽しくなります。クリスマスの3日前にしょうが入りのビスケットを焼き、クリスマス・イブの前の日には森へ行き、クリスマス・ツリーを切ります。イブの晩には、家を1軒1軒まわり、クリスマスの歌を歌います。
『長くつしたのピッピ』でおなじみスウェーデンの児童文学作家リンドグレーン作「やかまし村シリーズ」のクリスマス絵本。女の子リーサが、やかまし村のクリスマスを回想して語るお話です。作中のビスケットの缶から想定して、時代は1925年以降。男の子3人、女の子4人が力を合わせて生活する姿は、当時の生活力そのものだったのでしょう。笑顔のたえない子どもたちの様子から、たくさんの元気がもらえそうです。一番小さな女の子ケルスティンやおじいちゃんと子どもたちのやりとりは、このお話をさらに愛しいものにしています。家族、友だち、ご近所、人間っていいな……とふと再確認。ほのぼの明るい気持ちになれる一冊です。写実的でかわいらしいイラストは必見ですよ。 ――(ブラウンあすか)
やかまし村にクリスマスがきました。クリスマスの準備って、なんて楽しいのでしょう! リンドグレーン作品の待望の復刊絵本です。
子ども時代に教科書で読んだ『やかまし村のこどもたち』を
この夏ふと思い出し、読み直してみました。
そうそう、こんなおはなし!
記憶にはっきりと残るおはなしだったんだ、と
とても感心しました。
ということで、最近復刊された
この『やかまし村のクリスマス』。
3軒しかないとはいえ、
こんなに子ども達がいるのは素敵なことです。
だからこそ、「ごきげんな」クリスマスなんです。
しょうがビスケット作りの台所。
焚き木集め、クリスマスツリーの調達・・・。
ケーキを前にみんなうれしそうなこと!
やかまし村のおはなし、
私から我が子へのクリスマスプレゼントです。
(レイラさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子8歳)
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>>> ユウchan「やかまし村のクリスマス」
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