まっくろヒヨコは本当のパパとママを探しまくります。あなたはこの結末に納得できますか?フランス発、大のオトナが読む絵本。
題名からも想像できるかもしれませんが、「まっくろネリノ」や「みにくいあひるのこ」と、ちょっと似ている作品です。
ただ、大きく違うのはその結末でした。ハッキリとは描かれていませんが、おそらく主人公の真っ黒なヒヨコは、真っ黒な毛のはえている生き物(ネズミかオオカミみたいなやつ)に食べられてしまうようです。
たくさんのヒヨコの中で、たった1匹真っ暗な羽で生まれてきてしまった「まっくろヒヨコ」は、自分の本当の両親は他にいると信じ、両親を求めて「真っ黒」な圭の生き物を尋ね歩きます。
でもヒヨコの親は、牛でもないし、ヤギでもないし、カモでもないんです。(「みにくいあひるのこ」だったら、白鳥になれるんですが…)
そして、恐ろしい結末に向かって行きます。
可愛いイラストにつられて図書館で借りてきたものの、ちょっとうちの子供たちにはどぎついストーリーのようなので、読み聞かせはしませんでした。
ただ、作者の反骨精神みたいなものは面白く拝見しました。
(てんぐざるさん 30代・ママ 8歳、3歳)
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