作者は若いころサーカスでピエロを見て、ピエロの絵を描くことを天職と感じます。以来30年にわたる、作者と世界のピエロとの交流によって生まれた、ピエロの神髄を表現した素晴らしい絵本です。
ピエロは、国から国へ旅を続けています
ピエロも淋しかったのですね
バイオリンをみんなに聞いてもらって ピエロも孤独からときはなたれて 楽しくなってきたのです。
そして 笑うことも 涙を流すことも一度もないという王様
この王様の生き方を変えたのが ピエロのバイオリンだったのです
ピエロのバイオリンを聞いて 大粒の涙を流した 王様
この二人に 結びついた心
王様はなんと今まで経験したことのない 幸せになる方法を知ったのです。
人間は どんなに王様の地位であっても 幸せではないと言うことなんですね
むしろ 王様の地位を捨ててしまった王様が ピエロとともに旅を続けるのです
作者岡部 文明さんは 30年にわたり 世界のピエロとの邂逅によって生まれたピエロの精神をこの絵本に込められたのが 伝わります
こんなにも ピエロを愛し王様の人生さえも変えるとは・・・・
良い絵本でした! (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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