
ロバのロバちゃんは、ツンと立った大きな自分の耳をかっこ悪いと思いこみ、イヌやヒツジやブタの耳をまねてみますが?


バランスのとれた絵本らしい絵本だ
ご機嫌に暮らしていたロバが
ある日突然自分の容姿(耳)が気になりだして…
他の動物たちのアドバイスを聞いたばっかりに
どんどん不幸になって…
まるでイソップの『ロバ売り親子』のような展開に…
表面が円滑な用紙にペンで輪郭を取り
薄めの水彩で色付けされた動物たちが独特の質感を出している
テキストが絵に比べて短めのページが多いので
詠み聞かせの際は前後に時間を取って絵を眺めさせたい…
あとで教訓的なコメントはしない方が無難だと思う
ぼくが一番初めに人形劇にした作品なので
思い入れが強いのだが、それはまた別な話… (楽葉さん 60代・じいじ・ばあば )
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