冬の晩、ふくろうの天文台にやってきた女の子はチカチカ星のおひめさま。おひめさまから星のかけらをもらったふくろうは、もみの木を飾り動物たちとクリスマスを祝います。
山の上の天文台にふくろうが住んでいます。クリスマスの近づいたある晩、女の子が訪ねてきて、「わたし、チカチカ星のチカチカ姫よ。ストーブにあたらせてちょうだい」
ちょっとタカビーなお姫様は、とっても愛らしく身につけている物がすばらしくキュート!女の子なら釘付けになりそうですよ。
ふくろうとお姫様はいっしょにアイスクリームを作って食べますが、寒い夜空の下で材料をクルクルかき混ぜて作るこの場面、本当に楽しそうでおいしそうで、やってみたくなります。
お姫様は、ほうき星が散らかした星くずをお掃除しに、自分の星へ帰ります。ふくろうはいいアイデアが浮かび、その星くずを分けてくれないかと言うのです。翌朝届いたバケツいっぱいの星くずをふくろうは・・・。
全体にグレーがかった色調で、冬の夜の感じがよく伝わってきます。ストーリーもファンタジックで、読む前に見る見開きと、読み終わってから見る後ろ見開き、同じ絵だけど感じ方が全然違います。クリスマス前に、暖かな部屋で読み聞かせするといいなぁ。子どもたち、ぜったいアイスクリームを食べたがること、間違いなし! (星モグラサンジさん 30代・その他の方 男の子11歳、男の子9歳)
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