
お母さんの留守に友だち呼んで、ウナちゃんはぎょうざ作りに大奮闘。ぎょうざの皮200個作って、白菜、ニンニクをジョキジョキきって……。子どもたちの活力溢れる型破りの絵本。


【安藤パパ】 僕が母親と過ごした時間でいまでもよく覚えているのが、小学2年生の頃、一緒にギョーザを作ったときのことだ。 「ほら、こうして皮のなかにお肉を詰めて、淵にお水をつけて、キュッキュッキュッと包むのよ」。「うん、わかった!」。 なかなかうまくいかず不揃いなギョーザを前に嘆く僕を、ニコニコと見ていたオフクロの優しい笑顔はいまでも忘れられない。 子どもと料理するのって、絵本を読むのと同じくらいエキサイティングな営みなのだ。 よし、今度の日曜日は子どもたちと ギョーザを作って、ビールがんがんだぁ。

『ぷっ』思わず笑ってしまう絵です。いろんな顔した絵がとてもおもしろい。うちの子は1つ1つ真似してました。お話の方も楽しいです。お留守番しているウナちゃんがお友達と一緒になってぎょうざを作るのですが(つくるきっかけがおもしろい)、最後はぐちゃぐちゃ。友達は『おいしくなさそう』『もう帰る』と、するとウナちゃんの顔が・・。子供が泣き出すときの顔がとても上手に表現されています。お母さんが戻って来て焼いてもらってみんなで食べると『おいしい』と言う声。やっぱりみんなで作ったものは形はどうであれおいしいものです。子供ってこんなふうに成長していくのかなって思いました。あ〜、ぎょうざが食べたくなってきた。 (ブコビッチさん 30代・ママ 女の子3歳)
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