小さく小さくたたまれてキャンプ場にやってきたモノたちが、大きく大きくなって、大活躍します。パラソル、テーブル、ハンモック、ボート、テント……アウトドアで使うモノたちがつぎつぎと登場。それぞれが、おおはりきりで「みんな おいで」とよびかけてきます。夏休み、大空の下へ、気持ちのよい緑のなかへ、涼やかな湖へ、出かけていきたくなることでしょう。
初めまして!絵本大好きで、参加させていただきます。
この本は、書店で目につき立ち読みして、心が爽やか〜になりぜひ多くの子供達と一緒に見たい!と思い、買ったものです。
作者のいとうさんのコメントに惹かれました。
ある日遊びに来るご自身のお孫さん達の為にビニールプールを膨らませ、それを眺めている内に、その光景が子供達がぐんぐん成長していく姿と重なり、この本が生まれた・・・という事。
最近では空気を入れなくとも広げるだけで自動的に膨らむビニールプールがある、とお知りになり、”それを使っていたらこのお話は浮かんでこなかったかもしれないなぁ”と思われたそうです。
その思いに感じ入りました。
絵を描かれた方の事もいとうさんは絶賛していらっしゃいますが、本当に爽やかな夏!の絵です。
緑あふれる湖畔に家族がキャンプに行くお話となっていますが、ハンモックに揺られてすやすや眠る絵、湖にボートを浮かばせる絵、美味しそうなごちそう、犬も家族である絵、夜に灯りの灯るテント。
登場するお母さんが、子供を見守りながらも、昼も夜も(裏表紙でも)”本”を手にしている所がまた、すごく面白くて良いと思いました。
夏休みに、こんなキャンプに家族で行ってみたい!と心から思う一冊です。 (ピティパティポルトさん 30代・せんせい 女の子6歳、男の子3歳)
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